Masui

麻酔科

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科の紹介

麻酔科の役割について

病院を受診されても手術を受けなければ麻酔科が関与することはありませんが、手術を受けられる場合には、麻酔科と深い関わりができてきます。

手術を安全に行うための取り組み

一般的に麻酔科の仕事は、手術室の中で麻酔を行っているだけだと思われていますが、実は手術が決まった瞬間から、我々麻酔科の仕事は始まっています。

手術前の確認と対応

まず、今までの病気(既往歴)、手術歴、アレルギーの有無、現在治療中の病気について問診票を書いていただき、外来看護師がお話を伺います。高齢の患者様は持病のため複数の薬剤を内服しておられることも多く、その中には麻酔薬と相互作用をするために手術の前から中止したり逆に中止すると病状の悪化を起こす可能性のある薬もあり、これらを麻酔科医が正確に知っておく必要があります。

休薬が必要な場合の対応

特に抗血小板薬、抗凝固薬(いわゆる血液をさらさらにする薬剤)は手術の際、出血が止まらなくなるため休薬する必要があります。脳梗塞や心筋梗塞の予防のために内服中の薬剤を休薬すると病気が再発する可能性があるため、これらの薬剤を処方されている医師に休薬が可能かを問い合わせ、執刀医とも相談して最短の休薬期間で手術ができるように努めています。

術後の痛みを和らげるための取り組み

複数の方法を組み合わせて痛みを抑える工夫

現在麻酔科の領域で注目されているのが、マルチモーダル鎮痛といって複数の鎮痛法を組み合わせてできるだけ副作用が少なく効果のある鎮痛を得ようという方法です。

内服薬による痛みの緩和

一般に使用されている鎮痛解熱薬は、胃炎、胃潰瘍や腎機能障害を起こす可能性があります。当院ではほぼすべての手術患者様に胃腸障害を起こす可能性が低い鎮痛薬を定期的に内服していただき、手術の際にはエコーガイド下神経ブロックを行い、さらに痛みが出た場合は強めの鎮痛薬を少なめに使っていただくという方法を行っています。

エコーガイド下神経ブロックの活用

エコーガイド下神経ブロックは超音波診断装置で神経の位置を確かめながら局所麻酔薬を神経の周りに注入するもので、神経や血管を傷つけることなく的確に薬剤を注入できます。脊椎手術以外のほぼすべての患者様にエコーガイド下神経ブロックを行っています。

持続硬膜外麻酔の活用(股関節の人工関節手術の場合)

股関節の人工関節手術では、持続硬膜外麻酔を行っています。これは腰の背中側から注射をして細いカテーテルを脊髄の周りにある硬膜外腔に進めて手術の後3日間、局所麻酔薬を持続的に注入する方法で、強い鎮痛効果があります。

手術の部位と患者様の状態により、これらの鎮痛法を組み合わせて、可能な限り手術後の痛みが軽くなるように努めています。

当院では日本麻酔科学会が作成した「麻酔のしおり」をお渡しして患者様の理解を深めるよう努めています。麻酔に関する疑問がありましたら、手術前に麻酔を担当する医師が訪問したときに気軽にお尋ねください。

医師紹介

    • 麻酔科

    木下 博之(きのした ひろゆき)

    画像:木下 博之
    主たる診療分野
    麻酔科
    経歴

    ・ 京都府立医科大学卒

    ・ 日本麻酔科学会指導医・専門医

    • 麻酔科

    亀山 実希(かめやま みき)

    画像:亀山 実希
    主たる診療分野
    麻酔科
    経歴

    ・ 佐賀医科大学卒

    ・ 日本内科学会内科認定医

    ・ 日本麻酔科学会麻酔科専門医

    ・ 日本心臓血管麻酔学会専門医

    • 麻酔科

    福島 聡一郎(ふくしま そういちろう)

    画像:福島 聡一郎
    主たる診療分野
    麻酔科
    経歴

    ・ 琉球大学卒

    ・ 日本麻酔科学会麻酔科認定医

    ・ 麻酔科標榜医

詳しい情報は「医師紹介」ページからご確認ください。

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